読書感想 『リピート』 乾くるみ
これは先月図書館で借りて読みました。
新領域開拓のために。
主人公ほか十名弱が、謎の男から、
「リピート」=記憶だけ保持して過去に戻る現象
を一緒に体験しませんかと誘われる話です。
時間旅行モノの一種ですね。

前半の、本当にリピートなんてできるのか、
手の込んだドッキリじゃないのか、
と疑う登場人物たちの思考実験が面白いです。

いざリピートに臨んだ中盤以降は、
消化試合って感じでイマイチでした。
山場はもう過ぎてしまった感じ。
オチもふーんってタイプのもので、
膝を打つような類ではありませんでしたし。

なによりの問題は、主要人物に感情移入しづらいこと。
すごくしづらい。
だって黒いんですもの。特に主人公が。
頭悪いのに黒いっていうのはもうムリ。
せめて頭脳明晰でポリシーの感じられる人格なら
ピカレスク小説として楽しめたかもしれないですが……。

乾くるみについては、実は『リピート』より前の作品の
『イニシエーション・ラブ』のほうが評判がいいようなので、
次はそっちを読んでみますか。
それで合わなければもう手は出すまい。
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